「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ」 | 電子部品・半導体 | 株式会社JBC

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「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の望月のころ」

1118年に生まれた西行の代表作だ。彼の詠んだ「花」とは桜のことである。桜が舞い散る春の日に人生を終えたい。それも、お釈迦様が天寿をまっとうした2月15日の満月の頃にーー。西行は、そんな願いを歌に込めた。

 

西行が生きた平安時代後期から鎌倉時代の初期は2月に桜が咲いたようだが、今日の日本で「桜の咲く季節」とは、一般的に3月中旬から4月上旬を指す。新たなスタートに心を弾ませる者、あるいは志望校に入れず絶望する者など、様々な思いが交錯するなか、誰もが桜の花びらに目を奪われる。

 

弊社がある金沢区にも、名所となっている場所がある。国道16号線の片吹交差点から西柴へ向うおよそ400メートルの桜並木は勇壮であり、またどこか儚さも含んでいる。2010年に植えられたソメイヨシノの改良種、「神代あけぼの」72本が、鮮やかなハーモニーで街を彩る。市民に生きる希望を与えてくれると言っても過言ではない。

 

JBCの2025年は車両部の引越しから始まった。桜を目にしながら、社員全員が新たな一歩を踏み出したところだ。

 

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